2つのワクチン…副反応と値段は

女性が話す2種類のワクチン。それぞれどんな特徴があるのでしょうか。

皮膚科さいとう・斎藤敦医師:「一つ目は生ワクチンと言われているもので、水ぼうそうのウイルス自体を感染を起こさない程度に弱めたものを接種するというもの。これは副反応がほとんどないが、効果は50~60パーセントの予防効果で、数年たつとだいぶ弱まってしまうので、副反応は少ないけど弱めのワクチンです」

このワクチンは1回の接種のみで価格がおよそ8000円で、副反応はほとんどありません。

皮膚科さいとう・斎藤敦医師:「もう一つは不活化ワクチン、2か月の間隔をおいて2回接種する必要がある。熱が出たりとか、体のだるさがあったり、頭痛があったりと軽い全身的な副反応があるが、効果は絶大で10年たっても80~90パーセント以上の予防効果を維持しているというデータがでている」

不活化ワクチンは2回接種が必要で1回およそ2万円。副反応が出ることもありますが、効果が大きいといいます。

副反応や発症予防効果などが異なり、2つのワクチンは価格もおよそ5倍の差があります。富山県内では現在、上市町、立山町、舟橋村で接種1回につき5000円を上限に助成しています。

皮膚科さいとう・斎藤敦医師:「値段を聞いて高いからちょっと考えるわって方もいるし、市町村によって助成金でているところはありますが、県内では一部の市町村に限られるしその額もかなり少ないので今後公的助成の制度が拡充されて接種される方が増えるといいですね」

一度、帯状ほう疹になってしまうと完治してからしばらく経つまでワクチンは接種できません。自分が住む自治体に助成があるかどうかを確かめつつ、予防のためのワクチンの接種を検討してみて下さい。