性別と見た目が違うと…トランスジェンダー当事者の不便や苦悩

小川彩佳キャスター:
トランスジェンダーの当事者にとっては、自認する性別と戸籍上の性別が異なることによって様々な不便や苦悩が生まれてくるわけですね。

藤森祥平キャスター:
例えば、パスポートや保険証にある性別と見た目が違うと「本人確認ができません」と言われてしまう。そうなると、▼行政サービスを受けられない▼入国もできない▼入居を拒否されることまであるそうです。

小川キャスター:
そうした中で現在、性別を変更するには手術などの様々な要件を満たさなければならない状況があります。

<性別変更の要件>性同一性障害の診断
(1)18歳以上
(2)結婚していない
(3)未成年の子どもがいない
(4)生殖腺・生殖機能がない
(5)変更する性別に近い性器の外観を備えている→手術が必要

慶応大学医学部 宮田裕章教授(データサイエンティスト):
生まれたときの体と性自認が違うけれど、手術を望まない人は少なからずいるわけですよね。性別変更が手軽に行われることで社会の混乱はあるかもしれないですが、診断など、いろいろなものを使うことでコントロールできるんですよ。なので、手術要件を定めること自体は、私自身は変えるべきじゃないかと思います。

小川キャスター:
世界的に見ても性別変更には手術を求めない国が多いわけですよね。
その中で日本の法律はどうでしょうか?

<法的な性別変更>※fair調べ
・手術なしでも可:40か国(フランス、イギリス、ドイツ、ブラジル、カナダ、インドなど)
・手術必要:20か国日本、韓国、中国、トルコ、チェコ、モンゴルなど)

薄井シンシアさん:
VTRに出てきた合田さんの場合、同性婚を認めれば解決されることですよね。私は採用のときに男性だと思って採用した方に、あとで「保険証のことで話がある」「自分は実は男性ではない」と言われたことがあります。

男性なのか女性なのか採用した判断には全く関係ないのに、何でそんなことを言うのか分からないから、手術が必要っていうのは理解できないですね。