減税案は選挙アピールか

小笠原キャスター:
今回の減税案について、TBS報道局の後藤俊広 政治部長は、「減税は、選挙へのアピール」だと話しています。
直近のJNN世論調査では、内閣支持率について、支持が39.6%、不支持が57.8%。
そして、22日に行われた衆参補欠選挙で、長崎4区の衆議院選挙では、自民党の支持者が勝ったが、徳島・高知区の参議院選挙では、自民党の新人候補が、大差を持って敗れたということで1勝1敗。

後藤政治部長は、「次の選挙で勝つための“矛”ではなく、攻め込まれないための“盾”。あくまでも、しのぐための減税案ではなかろうか」と見ています。

日比麻音子キャスター:
国民生活はこの先もずっと続くわけで、その場しのぎのアピールや、つなぎではなくて、長い目で見て、安心感が欲しいですよね。

松田丈志 元競泳日本代表:
実感として、自分たちの国や生活が豊かになった感じられるような状態をつくってほしい。防衛費はどんどん増えていく流れにあるわけで、その財源がどこなのかという説明もしてほしい。

日比キャスター:
11月上旬には、具体的な対策がまとまるということです。まだまだ言葉が足りない。安心感にはつながっていないという印象です。