離島やへき地の患者の搬送などを担うNPO法人「メッシュ・サポート」が、小型機による活動を23日から再開させました。

「メッシュ・サポート」は、2007年から民間の救急ヘリを運航、2015年には固定翼機も導入し、離島やへき地の患者や医療従事者の搬送などの活動を実施していました。

去年3月、訓練中の事故で固定翼機の運用を休止していましたが、その後、県民や企業などから支援を受けて今月1日に活動を再開し、10月23日、およそ1年7か月ぶりに患者の下り搬送を行いました。

メッシュサポートによりますと、本島中部の病院で治療したあとも医療器具を外せず、通常の手段では移動が困難だった60代の女性患者を、与論島まで送り届けたということです。

24日は同様の患者を久米島に搬送したほか、25日も沖永良部島への搬送を予定するなど依頼が続いているということです。

メッシュサポートの塚本裕樹理事長は「県民など皆さんの応援で活動が支えられている。今後も継続できるよう頑張っていきたい」と話していました。