鳥インフルエンザの感染拡大の防止を図ろうと、殺処分されたニワトリを土の中に埋める訓練が、24日、岩手県花巻市で行われました。

これは岩手県や県建設業協会花巻支部などが初めて企画したものです。
国の指針では鳥インフルエンザが発生した場合、10万羽規模の養鶏場では72時間以内に殺処分した鳥を埋めて消毒する必要があります。
花巻市内の農場で陽性が確認されたとの想定で行われた訓練にはおよそ50人が参加し、はじめに防護服の着方を学びました。
そして深さ4メートルほどの穴を掘り、殺処分されたニワトリに見立てた土嚢を埋め、消毒をしました。
岩手県は全国有数の鶏肉の生産量を誇り、流通を含めたすそ野が広い産業でもあることから関係者は万が一の事態に備え改めて気を引き締めていました。