「ありがとう」と言いたい

地元の人に愛され続けてきた「蒲原館」、実は一度閉店した過去があります。店主の望月昇さん(写真右)が体力の衰えや後継者不在を理由に、2021年で店を閉めることを決意。伊豆川記者自身も閉店の知らせを聞き、個人的に後継者を探したそうです。

それほど、蒲原の人々に愛されてきた“蒲原館の味”をなくしてはいけないと、地元の企業グループ「スルガノホールディングス」が屋号を引き継ぎました。味を継承する新たな店長に静岡市内のホテルで働いていた杉山味乃里さんが立候補します。

先代の望月さんの頭の中にあったレシピを一つ一つ聞き出しながら、杉山さんは味を再現するため精進を重ねます。そして、2021年2月、「蒲原館」は再オープン。当日、店の前には行列ができました。

杉山店長「蒲原館は本当に地元に愛されている店だと感じました」
伊豆川「本当に杉山さんに『ありがとう』と言いたい」