海外では「ここ十何年、何してきたの」

ホランキャスター:
パレスチナのガザ地区というところで、ハマスを支持しているのは3割ほどということなわけですけれども、でも被害を受けているのは全体なわけじゃないですか。
本当に何の罪もない市民の皆さんということを考えると、この後どれくらい犠牲が出てしまうのか、かなり心配ではありますよね。

ハロルド・ジョージ・メイさん:
特に映像や画像がどんどん入ってきてるじゃないですか。やはり世界の空気も少しずつ変わりつつあるんですね。

やはり当初は、人質をとってしまった生々しい映像が世界中に発信されたときには、恐らく世界のほとんどの人が「これは許せないだろう」と。やはり戦争に、これといったルールはないかもしれませんけども、人質をとるというのは、卑怯な手だと、みんな思ったはずです。

一方で、今度はガザ地区内での映像や画像がどんどん出るようになってきて、ハマスは別としても、そこに住んでいる方々は罪がないわけで、子どもなど、いろんな人がけがされている映像を見ると、やはりこれも人道支援が必要ではないかと。

時間との戦いで、恐らくイスラエル政府も難しい舵取りをちょうどしてるんだと思うんですよね。

ホランキャスター:
欧米諸国は、イスラエル側に支持を表明している国も多いわけなんですけれども、そういった部分について、海外ではどのように見られているんでしょうか。

ハロルド・ジョージ・メイさん:
まずはハマスが間違いなく悪いと。逆に海外ですごく話題となっているのは、ハマスが2007年からガザ地区を実効支配しているわけなんですけど、「今まで何してきたの」と。
それなりに税金を集めたりしていて、「どこにお金を投資していたの」と。

ガザ地区の人たちでさえデモをするということはインフラではないということですよね。
やはりそれなりに不満が溜まってるわけで、「ここ十何年、何してきたの」というのも、やはり海外ではよく言われてることですよね。