秋田市に住む50代の女性が今年7月から10月上旬にかけて特殊詐欺の被害に遭い、約1億2000万円をだまし取られていたことが分かりました。

被害にあったのは秋田市に住む50代の女性です。秋田中央警察署によりますと、女性は今年7月下旬、SNS上で「儲かる投資」という広告を見つけました。さらに今年8月上旬にもSNS上で「投資セミナーを受けて稼ごう」などとうたった広告を見つけ、それぞれの広告主とみられる人物とメッセージでやり取りするようになりました。女性は相手からFX投資や原油、金(きん)への投資で利益を得られると嘘を言われ、10月3日までにATMやインターネットバンキングで、指定された口座に複数回にわって金を送ったということです。被害額は合わせて約1億2000万円です。

女性が特殊詐欺被害のニュースを見て10月6日に秋田中央警察署に相談に訪れたことから被害が発覚したもので、警察が特殊詐欺事件として捜査しています。秋田県内では今月、秋田市に住む60代の女性が投資名目で現金約1億3600万円をだまし取られる被害が発覚したばかりです。警察は、SNSの広告サイトにアクセスし、投資名目で現金をだまし取られる被害が全国的に相次いでいるとして注意を呼びかけています。