世界の強豪16チームが参戦しているバレーボールネーションズリーグ。第2週が25日(日本時間)、フィリピンで行われ、世界ランキング7位の男子日本代表は、東京五輪金メダルのフランス(世界ランク3位)に0-3のストレートで敗れた。日本は5勝2敗となった。(22-25、25‐27、16‐25)

スタメンはセッターに大宅 真樹(27)髙橋健太郎(27)、高梨健太(25)、富田将馬(25)、大塚達宣(21)、村山豪(23)、リベロに小川智大(25)の7名を起用した。この日、石川祐希(26)や西田有志(22)ら主力を温存し、アウトサイドヒッターの髙橋藍(20)はリベロで登録された。

メンバーをガラリと変えた日本は第1セット、フィリピンラウンドで急遽、招集された高梨を中心に得点を重ねた。18-21と3点を追いかける場面では初戦のオランダ戦で活躍した村山がサービスエースを決めるなど1点差に詰め寄るも、高さとスピードのあるフランスに22-25で先取された。


つづく第2セットは現役大学生の大塚が奮起。ライトからのスパイクで最初の得点を決めると、14-15の1点を追いかける場面でバックライトから強烈なスパイクを2連続で決め逆転に成功。会場には地元フィリピンの日本ファンからの大声援が響き渡った。その後、再びリードされ25-26とフランスのセットポイントで迎えた最後は、大塚が相手の3枚ブロックに阻まれ、25-27でフランスに連取を許した。

第3セットはフランスに終始、リードされ日本はストレートで敗れた。大塚は両チーム最多の15点をマークした。髙橋藍のリベロでの出場は無かった。

世界ランキング上位との連戦が続く日本は次戦26日、スロベニアと戦う。
※世界ランキングは試合前時点

チーム最多得点の大塚選手

【大塚試合後コメント】
「1、2セット目は競った展開だったんですけど、そこで勝ちきれなかったのは悔しいですし、負けてしまって率直に悔しいと言う気持ちがあります。(東京五輪金メダルのフランスとの対戦は)1、2セット目に僕たちの攻撃で通用した部分も3セット目以降で(相手が)対応してきたりだとか細かいところで詰めてきた印象があったのでそういうところは地力の差が出てしまった。(オポジットでの出場について)普段はアウトサイドでやってるんですけどオポジットでやらせてもらうことで自分のプレーの幅だったりが広がる良い機会だと思ったので、プラスに捉えてどんどんチャレンジしていこうという気持ちでやっていました」