■人生を懸けて…「僕は“敗北者”ではなく“挑戦者”」

大田ハナシチズン・DFソ・ヨンジェ選手(27)
「意思がとても強いと思います。選手としてのメンタルを崩さずに、どうすれば成長できるか地道に考え続ける選手です」

石田選手が持つもう1つの資質「献身的なプレー」。攻撃的MFでありながら、積極的に守備に参加。そして、常に周囲を見渡せるよう、日々トレーニングを重ねる。

ひたむきな姿勢は、サポーターの心を動かした。

韓国のスタジアムに日本の国旗が掲げられたのだ。韓国では異例とも言える光景だ。

「昇格!それ人生を懸けてやりましょう!」

韓国語で答えたあの言葉は、サポーターの心を1つにした。行動で敬意を勝ち取ったのだ。

石田選手
「正直僕なんて、大したキャリアもなければ、サッカー選手として成功してきた人間じゃないですけれども、応援してくれるのは本当にありがたいです。とにかく、良い姿を見せれるようにこちらで頑張りますので、応援をよろしくお願いします」

ーーこれからの覚悟は?

石田選手
「僕は『敗北者』ではなく、『挑戦者』だと思ってます。人生を懸けて、韓国という舞台で頑張ります」