世界の強豪が集うバレーボールネーションズリーグ。第2週のフィリピンラウンドで日本は24日(日本時間)にヨーロッパ選手権覇者のイタリアと対戦した。第1セットを先取した日本は第2、第3セットを落とし追い込まれたが、第4、第5セットで奪い返して逆転勝利。フルセットの激闘を制し日本は5勝1敗とした。(25-20、21-25、24-26、25-19、15-13)

主将の石川祐希(26)は「僕たちのサーブにイタリアチームは苦しんでいたので、僕たちはそのサーブを継続することができたことで、チームはブロックディフェンスが機能していたと思います。勝負どころのサーブも相手を上手く崩していたので、そこは一つの勝因だなと思います」とイタリア戦を振り返った。

試合後の石川主将

日本は武器であるサーブが絶好調。24日終了時点で西田有志(22)のサーブポイントは16チーム中、17点でトップに立っている。さらに石川も15点で2位と日本のサーブが効果的に決まっている。イタリア戦では石川が6点、西田も5点のサーブポイントをマークした。

攻撃面では司令塔のセッター関田誠大(28)がミドルブロッカー陣と抜群のコンビネーションを見せている。「今日は日本チームのミドルブロッカーが機能してたので、そこを上手く使っていって、サイドアウトを組み立てるようにしました」と話した。ミドルブロッカーの小野寺太志(26)は「関田選手にいい場面で使ってもらったので上手く決められたと思いますし、何より石川、藍(髙橋)、西田がチームを引っ張ってくれてるので、僕たちもそこに負けないように、チームを引っ張っていけるように、という思いで戦いました」。

石川選手と小野寺選手

そして、前夜の激闘が冷めやらぬ前に今日25日は昨年の東京五輪金メダルのフランス(世界ランク3位)と対戦する。6試合を終え、5勝1敗で日本を含む4チーム(フランス、ポーランド、アメリカ)が並んでいる。石川主将は「フランスもとても強いチームで完成度の高いチームなので、僕たちはやることは変わらずに今日のような試合を残り2戦を戦うだけです」と意気込んだ。