混乱深まるイスラエル、パレスチナ情勢の中で起きたガザ北部の病院への爆撃。471人が死亡したとされますが、イスラエル側もハマス側も双方が関与を否定。しかしアメリカのバイデン大統領はイスラエル寄りの発言で、イスラエルとの連帯を示しています。このアメリカの現在の立場について、アメリカ政治に詳しく中東・テヘランで特派員として取材経験もあるジャーナリスト立岩陽一郎氏が解説。立岩氏は、イスラエルのユダヤ人とアメリカにいる資本家のユダヤ人は緊密な関係とした上で、「ユダヤ人はアメリカ社会で極めて大きな存在。イスラエルを支持するのは仕方ない」と話します。さらに『イラン』をキーワードに「事態の沈静化に向けて日本にしかできない役割がある」と、理由について詳しく解説します。

――イスラエルを訪問したアメリカのバイデン大統領が「イスラエルを決して1人にさせない」とアメリカの立場を表明しました。ガザの病院の爆撃については「イスラエル軍によるものではなさそうだ」とちょっと踏み込んだ発言もありましたが。

(立岩陽一郎氏)爆撃については当然どちらも「自分たちではない」と言っていますが、イスラエル側に寄った発言をアメリカのバイデン大統領がするのは、たぶんシナリオ通りでしょう。大事なのは、両方とも全然根拠を示してないですよね。バイデンさんもアメリカのインテリジェンス(情報機関)の総合的な判断だ、と言うんですけど、そう言ったからといって反対側の人たちが信用するものではないでしょう。