県の港湾改修事業で国に対する補助金の申請漏れにより、およそ2億3000万円が受け取れないおそれがあることが分かりました。

玉城知事
「公務に対する信頼を損なうこととなった事態を重く受け止めております」

玉城知事は10月20日の定例会見で、今年度の県の事業で活用する予定だった国の補助金について、およそ2億3000万円が申請漏れにより、受け取れないおそれがあることを明らかにしました。

申請漏れが判明したのは、県港湾課が所管する2件の港湾改修事業で、総事業費およそ2億5000万円の92%に国の補助金をあてる予定でしたが、そのために必要な国庫債務負担行為の手続きを怠っていたということです。

県は影響を精査し、今後、財源の補填などを検討するとしています。


県港湾課では昨年度の特別会計でも違法な赤字を計上するミスがあり、今月に入り、今年度の歳入から補填する異例の措置をとったばかりです。