米軍伊江島補助飛行場の補修工事が終わり式典が開かれ、軍は17日から3日間、パラシュート降下訓練を実施する考えを示しました。
伊江島補助飛行場には15日午前10時ごろ、米軍の輸送機「C‐130」が着陸し、滑走路の使用が再開されました。米海兵隊によると伊江島補助飛行場では、劣化した滑走路の補修工事が今年4月から約6か月間行われていました。
伊江村の名城政英村長は、航空機の発着に伴う粉じん対策が確認できていないことや、パラシュート降下訓練の危険性などを訴える村民の感情を考慮し、15日の式典を欠席しました。
▼名城政英 伊江村長
「歴代の村長もそうですが私も訓練には容認の立場あります。しかしながら、降下訓練が再開したら村の基地負担が増えてくる」
かつて読谷村で米軍が行ってきたパラシュート降下訓練は、1996年の日米合意で伊江島で行うこととされ「訓練移転」しましたが、米軍は「伊江島補助飛行場の滑走路が劣化し訓練に適さず、日米合意の例外的なケースに当たる」などとして、近年は嘉手納基地での訓練実施が常態化していました。
米軍はさっそく今月17日から3日間、伊江島でパラシュート降下訓練を実施する方針です。ただ式典後、RBCのメールでの問い合わせに返信し、「今後も作戦上必要であれば嘉手納基地での訓練を実施する方針」を示しました。














