ロシア外務省は19日、北朝鮮を訪問しているラブロフ外相が金正恩総書記と会談したと発表しました。

ロシアメディアによりますと、会談はおよそ1時間行われたということです。

先月行われたプーチン大統領と金総書記の首脳会談を受け、軍事協力を含む両国の関係強化やプーチン氏の訪朝に向けて協議を行った可能性があります。

また、ラブロフ氏は崔善姫外相とも会談を行い、この中で「両国関係は質的に新しい、戦略的なレベルに達した」と述べ、両国の関係がかつてなく強化されていると強調しました。

そのうえで、ラブロフ氏は首脳会談での合意を「完全に実施することがわれわれの任務」だとしています。

ラブロフ氏は会談後、ロシアメディアなどに「朝鮮半島周辺での日米韓の軍事活動の増加と核を含めた戦略インフラをこの地域に移転しようというアメリカの政策を懸念している」と指摘。

北朝鮮や中国と立場は一致しているとして、両国との連携をアピールしています。