記者
「こちら防鹿水源地は小瀬川の伏流水をくみ上げて、ろ過する役割を担っています。大竹市の最も重要な水道施設の1つですが、戦前の旧海軍省から譲り受けたもので、完成から80年以上経っています」

大竹市の水道事業は戦前、旧海軍省の大竹海兵団が手がけていました。小方配水池も譲り受けた施設で、マンホールには今も「いかり」のマークが残っています。

こうした事情もあって、大竹市の水道管の老朽化率は県内ワーストの47.2%。同じく海軍ゆかりの呉市と比べても、深刻です。更新のペースを上げる必要はないのでしょうか?

中司課長
「(全体の)年間1%、管路更新をしていくという経費を見込んでいるんですけれども、たくさんやるということになれば、料金の改定率にも影響してくる、という風に考えています」

水道管を更新するコストが増えれば、その分、水道料金を値上げせざるを得ないといいます。