中東情勢の緊迫化を背景に比較的安全な資産とされる「金」を買う動きが広がり、先物価格が過去最高値を更新しました。

大阪市場で取引されている金の先物価格で、取引の中心となる「24年8月もの」が一時1グラム9340円を付け、最高値を更新しました。

今月7日にイスラエルとイスラム組織ハマスの軍事衝突が始まって以来、7営業日連続で値上がりしています。

イスラエル軍によるガザへの地上侵攻の可能性が高まり、中東情勢が緊迫化する中、世界経済の先行きに対する警戒感が一段と強まっていることから、比較的安全な資産とされ「有事の金」とも言われる金の需要が高まっています。