イスラム組織ハマスはイスラエルに侵入し、多くの市民を連れ去りました。

パレスチナ自治区ガザへの地上侵攻が迫る中、被害者の家族らが政府に早期救出を訴えました。

記者
「こちらでは大規模な集会が開かれています。人質となった人たちを取り戻せないかということで、壁には名前や写真が書かれた紙が数多く張られています」

中部テルアビブにある国防省の前では14日、ハマスに連れ去られた人たちの救出を求めて、被害者の家族ら数百人が集まる大規模な集会が行われました。

叔父と叔母が人質となった男性
「ハマスは集落の20から25%を連れ去ったと思っています。人類皆が彼らを故郷に連れ戻すために全力を尽くす必要がある」

集会に参加した女性
「誰かを責めることにエネルギーを費やしている場合ではありません。愛する人を亡くした人のために、お役に立てればと」

ハマスの戦闘員は少なくとも120人の民間人をガザに連れ去り、拘束しているとみられています。

戦闘開始から1週間が経過しても救出の動きがみられず、イスラエル軍が地上侵攻に踏み切れば人質が犠牲になり得るとして、政府に対し一刻も早い救出を訴えました。