天皇皇后両陛下は15日、金沢市で開かれた「いしかわ百万石文化祭」の開会式に出席されました。お二人そろっての来県は25年ぶりとなります。

小松空港に到着した両陛下


天皇皇后両陛下を乗せた特別機は羽田空港での機体トラブルのため予定より1時間半ほど遅れて午後0時15分過ぎに小松空港に到着しました。このあと、両陛下は金沢市のいしかわ総合スポーツセンターで開かれたいしかわ百万石文化祭の開会式に出席されました。

天皇陛下
「地域に息づく伝統や文化の良さを再認識する機会となり文化芸術活動の裾野を広げ新たな文化の創造に繋がっていくことを期待しています」

オープニングステージでは石川の伝統芸能や演劇など和と洋が融合した舞台が繰り広げられ、天皇陛下は皇后さまと談笑しながら鑑賞されていました。式典後は出演者と交流され「御陣乗太鼓を始めたきっかけは?」など声を掛けられていました。


御陣乗太鼓保存会・大宮正晴さん
「緊張してしまったけど、両陛下が柔らかく接してくれて、リラックスして話しました」

25年ぶりとなる両陛下揃っての来県に沿道では多くの県民が集まり、お二人を歓迎しました。沿道に集まった県民は「すごく美しくてオーラが出てました」や「マスクされていたので全体が見えなかったけど、優しい目が印象的でした」と感想を話していました。


両陛下は16日、県立音楽堂で開かれている全国障害者作品展や、県立図書館を視察されます。