10月14日は1872年に日本で初めて鉄道が開通したことを記念して制定された「鉄道の日」です。岩手県盛岡市のJR盛岡駅近くの鉄道車庫では、蒸気機関車を間近で見学できるイベントが開かれました。
14日の見学会では、今年6月までSL銀河として花巻ー釜石間を運行した蒸気機関車「C58・239号機」が火を入れて石炭を燃やした状態で公開されました。この貴重なSLを間近で見ようと、各回40人の見物客が午前・午後の5回にわかれて参加しました。参加者は40分間、石炭の焼ける匂いを漂わせ熱気をまとった車両の写真を撮ったり、機関車と客車との連結部分を手で動かしてみたりしてSLの魅力を満喫していました。
(家族と訪れた男性)
「機械というより生き物のような感じ。息をしても新鮮でいいと思います」
(家族と訪れた女性)
「皆さんに惜しまれつつここに戻ってきたのでね。検修師さんたちの熱いパワーとともにまた走ってほしいという思いがすごい」
イベントはこのあと運転台の乗車体験や汽笛を鳴らす体験などが行われ、鉄道の日に合わせた特別プログラムを目当てに大勢の観光客でにぎわいました。