イスラエル・テルアビブで取材を続けている須賀川記者が最新情報をお伝えします。

イスラエルは今、午前5時半なんですが、街の真ん中にある広場にはイスラエル側の犠牲者の数に合わせ、1000以上ものロウソクに火が灯されています。先ほども市民が訪れ、静かに祈りをささげていました。

一方、ガザでは今、この瞬間も空爆が続いています。ライフラインもほとんどない状態で人道支援を行っている日本人の女性から届いたメッセージです。

日本の人道支援関係者
「ガザは今地獄です。逃げる場所もないのに逃げろと言われて、逃げろと言われても空爆は止まらなくて。一般市民はどこにも行く場所がありません。イスラエルは攻撃対象にならないはずの救急車や病院すら攻撃しようとしています。私たちもどこに行くか分からないし、安全な場所なんてどこにもないです」

ハマス側による犯行は、決して許されることではありません。しかし今、200万人以上の一般市民が住むガザには無差別に等しい、無誘導爆弾が用いられている可能性が高いことも分かってきています。

また、ガザ地区に近いエリアにはイスラエル側の軍用車両が集まり、地上侵攻への準備も着々と進められています。双方で今、何が起きているのか。私たちは知る必要があります。