選挙結果を受け「リセット」新たな仲間も迎えて
自由民主党は、12人が所属する最大会派。
7月の市議選後、前の会派を一旦解散して、再び”同じ名前”で新会派を結成し、新会長には野田譲市議が就任しました。なぜ、わざわざ会派を解散し、また同じ名前で会派をスタートさせたのでしょうか。
自由民主党 野田譲 会長:
「7月の市議選の結果は非常に厳しかった。わが会派の前会長・幹事長2人が残念ながら落選した。その結果を受けて、会派として新しくリセットしていこうという声が出たので、それぞれ今まで分かれていた会派も含めながら今後について確認した。多くの議員が、今の会派の中で整理していこうということで、違う会派の佐々木議員もこちらに参加して、まっさらな形でスタートしたのが今回の会派の成り立ち」

幹事長や政調会長などの役職には、2期目・3期目の議員が就きました。
その一人が、3期目の佐々木心市議です。市議選前は「せんだい自民党」に所属していましたが、選挙戦の結果を受け、新会派の自由民主党に移ることを決断しました。
自由民主党 佐々木心 政調会長:
「自由民主党を立て直さないといけないと思った。その中で第一会派が解散したということは、今までの考えはリセットされたと受け止めた。私がどの立ち位置にいたほうが良いのか判断し、会派を移る結論に至った。前の会派の方々に対しては、時間はあまり長くはなかったが説明をした。自民党としての郡市政との距離感については、ダメな所は当然ながら第一会派にいてもダメと言い切る。いま政調会長という役職をもらっている。様々な政治家がいるなかで一丁目一番地のいろいろな政策を立案したりできると受け止めている」
立ち位置を変え、新会派では政調会長に就任した佐々木市議。子どもたちのための政策の立案などを積極的に進めたいと意気込みます。
一方、会長の野田市議は”与党第一会派”として引き続き郡市長を支えるとしていて、今議会での市長の答弁についても「前向きだった」と支持します。
自由民主党 野田譲 会長:
「会派一丸となって郡市制の取り組みをしっかり支えていく思いでこれからもやっていく。(今議会の市長の発言について)代表質疑で答弁したことにおいては、もう非常に前向きに答弁しているので、それを今度は市民にきちんと説明責任を果たして進めていかなければならないと感じる。中でもパートナシップ制度については、これまで議会側も少し後ろ向きなところもあったが、仙台市側も前に進んでくれたと思う」