アメリカのブリンケン国務長官はイスラム組織ハマスに拘束された人質の解放に向け、サウジアラビアなどアラブ5か国に影響力を行使するよう求める考えを示しました。

ブリンケン国務長官は12日、訪問先のイスラエルからヨルダンへと向かう際、数日中に、カタール、サウジアラビア、アラブ首長国連邦、エジプトを訪問することを明らかにしました。

ヨルダンではパレスチナ自治政府のアッバス議長とも会談する予定です。

アメリカ ブリンケン国務長官
「紛争が拡大するのを防ぎ、人質の即時・無条件の解放のため、ハマスへの影響力を行使するよう各国に引き続き求めていきます」

ハマスの襲撃現場にいた人
「砲撃が始まり銃声に包まれました。わたし達はなんとか逃げましたが、多くの友達はだめでした」

イスラエルでは、音楽イベントの会場でハマスに襲撃された女性らから直接話を聞いたほか、ハマスが拘束している人質の家族とも面会しました。