10月8日に新潟市で開催された『新潟シティマラソン』。
およそ1万人の市民ランナーが新潟市街を駆け抜けました。

この大会に並々ならぬ思いで参加したのが、川崎春香さん(21歳)。
初挑戦した去年は制限時間内にゴールできず、悔し涙を流しています。
実は春香さんは、生まれつき目が見えません。
また、脳性まひで右足にこわばりがあるため、歩行器を使って参加しています。
それでも、次は『制限時間内に笑顔でゴール』したいと、二度目のマラソンに挑戦した春香さんの強い思いに密着しました。
春香さんは去年、年齢や障害の有無に関わらず参加できる2kmの『ユニバーサルラン』に挑戦しています。
【春香さん】「駄目だ…、足が進まない」
【伴走者】「春香ちゃん、これは時間制限というのがあるからしょうがないよ。40分で終わりなの。気持ちは分かるけれど…頑張ったよ、春ちゃん」
【春香さん】「…(悔し涙)」

マラソン挑戦が、悔しい結果で終わっていたままの春香さん。
右足のかかとが地面に着きづらく、走ると足が絡まりそうになるのですが、違和感を覚えたかかとの“浮き”を防ぐため、足の補装具を新調することにしました。