パレスチナ自治区ガザを実効支配するイスラム組織ハマスとイスラエルの戦闘をめぐり、上川外務大臣は事態の早期沈静化に向け、イスラエルのコーヘン外相と電話会談を行う方針を明らかにしました。

上川陽子 外務大臣
「今般のハマス等のパレスチナ武装勢力による残虐な無差別攻撃は正当化することはできず、日本として断固非難をいたします」

就任後初めて東南アジア4か国を歴訪している上川外務大臣は12日、訪問先のタイでこのように述べ、ハマスによるイスラエル攻撃を「テロ攻撃」と非難しました。

上川氏は歴訪中にヨルダンなどの外相と電話会談を行い、事態の早期沈静化に向け、連携していくことを確認。また、イスラエルのコーヘン外相とも電話会談を行う方向で最終調整していると明らかにしています。

上川氏は「在留邦人の安全確保に万全を期す」としたうえで、「平和の実現に向け、様々な関係者への働きかけをしながら、日本の役割を果たしていきたい」と強調しました。