「環境負荷をマイナスに」夢は沖縄から地球を救う科学者
琉球大学 中川准教授
「なんか面白いこと考えるやつがいるとは思いましたけどね。こういう誰でも出来ることを挑戦していくっていうことが非常に大事。世界をひっくり返すような、面白い結果を出してもらいたいと思っています」
一方で、微生物燃料電池の発電レベルは弱く、まだまだ実用化に向けては、課題が山積み。大学の研究室と、自宅を往復し、日々試行錯誤を繰り返しています。

大城輝真さん
「この容器に入れて、60マイクロワットくらいしか出なくて」
Q60マイクロワットってどれくらい?
「少し貯めてLED電球1個光らすくらいです。もう少し発電量上げて、携帯が充電できるくらいにはしたいなって思っています」
ひたむきに、科学の研究を続ける輝真さんですが、中学3年生の今は、高校受験を控える大事な時期。意外にも、学校の勉強は少し苦手な様子。
大城輝真さん
「最近やっと塾に入って。ちょっとちゃんと勉強し始めてます。これが受験に出たら多分合格します」
今は、受験勉強よりも、目の前の実験が気になって仕方がないという輝真さん。将来は、沖縄から地球を救えるような科学者になる夢を持っています

大城輝真さん
「環境の負荷を0どころか、マイナスに出来たらなって思います。この微生物燃料電池も、泥をきれいにしながら発電出来て。生きてるのは人間だけじゃないよみたいな。そういうものの大切さを知ってもらえたらと思います」
きょうも、微生物とにらみ合う輝真くんの挑戦は続いていきます。