いまや日本にいながら世界の味を楽しめる時代ですが、みなさんはマレーシア料理を食べたことがありますか?山口市で12日、試食会が開かれました。
試食した人
「けっこうスパイシーで、好きな味です」
別の人
「辛いの、あとからぴりぴりぴりって来るのが、刺激的です」
料理を作っているのは、マレーシアの食品製造業「ハッジャー アミナー フード インダストリーズ」です。食品事業での日本進出を目指していて、この日は市場調査の第一歩として、無料で試食を配りました。メニューは卵の麺に、香り高いスパイスやハーブのきいたペーストを絡めた「エビカレーヌードル」と「サケカレーヌードル」。そして、ココナッツライスにピリ辛な調味料を合わせた「ナシレマック」です。
いずれも、戒律のあるイスラム教徒が食べることを許されている「ハラル料理」で、スパイシーな香りが食欲をかきたてます。試食の感想は?
試食した人
「おいしいです。辛い中にうまみがあって。日本の人にも親しめる味だと思います」
別の試食した人
「辛いって聞いていたんですけど、同時に甘さがあって、複雑かつうまみがあっておいしいと思います」
多くの人にとって初めてのマレーシア料理でしたが、新鮮な味わいを楽しんでいました。企業では今後、シェアキッチンを開く予定で、きょうのアンケート結果をもとに提供するメニューを決めるということです。
Megriba 黒澤直子さん
「山口で、日本でマレーシア料理ってまだまだ少ないかなと思いますので、近い東南アジアのマレーシアの国を近く感じていただけるんじゃないかと思います」
マレーシア料理を楽しめるシェアキッチンは、10月19日から11月末までの毎週水曜日と木曜日、山口市の産業交流スペース「Megriba」で開かれます。