アメリカのバイデン大統領は、イスラム組織ハマスによるイスラエルへの攻撃について「ホロコースト以来、最も過酷な日」だと述べ、ハマスの行為を非難しました。

アメリカ バイデン大統領
「ユダヤ人にとってホロコースト以来、最も過酷な日だったのではないか。私は、そしてあなた方も決して黙ってはいない」

バイデン大統領は、ユダヤ教の指導者らを招いた会合で、第二次世界大戦中に行われたユダヤ人の大量虐殺を引き合いに出し、ハマスの攻撃を非難しました。

また、ハマスが連れ去り、人質としている人の救出のために、アメリカから専門家を派遣するなど、あらゆる努力を続けていると説明したほか、アメリカ軍の空母打撃群をイスラエルに近い東地中海に展開した狙いについて、「イランに対して『注意しろ』と明確にした」と強調しました。

バイデン大統領は、「テロリストが子供の首を切る写真を見た」とも明らかにし、過激派組織「イスラム国」を引き合いに出し、「『イスラム国』の残虐行為に匹敵するか、上回るほどの悪行だ」とハマスの行為を批判しました。