みしまふるさと塾 綿貫悟塾長(73)
「もっと資源として活用すれば、もっと面白いものができる。里山にはいろいろ、『ポポー』だけでなくて山菜もあれば、木の実もあれば、野菜も取れる。その資源をいかに活用して、次につなげていくか。その『循環型』を作りたいと」

綿貫さんが目指す循環型の産業、そのひとつがポポーでした。
今では根強いファンも生まれています。
「すごーい、でかーい!」
長岡市内から訪れた小さなお客さん。顔と同じくらいの大きな実を抱えてにんまりです。ポポーには十数種類の品種があり、大きさもさまざまですが、その味に一度ハマるとどうにも抜け出せないようで…

子ども
―ポポーどんな味だった?「おいしかった」
ポポーを買いに来た客
「あの香りがね、マンゴーみたいでね、大好き。時期になると、道の駅とかあっちこっち探してね…」
地域に広がる昔ながらの里山は、その価値に気付き、守っていくことで“宝の山”になる…綿貫さんはそう考えています。

みしまふるさと塾 綿貫悟 塾長(73)
「里山って、やっぱり人の手が入らないと里山じゃないんですよ。それを何とかしたら、ここは宝になって、財産のはず。子どもたちがここで生まれて、ここで住んでいてよかったねと思える三島にしたらいいんじゃないかなと思うんですよね」
幻のフルーツのゴールドに輝くその実には、三島地域が秘めている可能性がぎゅぎゅっと詰まっているのかもしれません。
