求められるのは 条例か サポートか

藤森祥平キャスター:
宮本さん、現場からかなり疑問の声が上がってましたね。
宮本キャスター:
結果的に、この条例案は今回取り下げられたんですけれども、実際に守れるかというと、結構難しいですよね。
小川彩佳キャスター:
そうですね。私は今、子どもが3歳なので、一人にさせておけない状態ではありますけれども、小2、小3になったときと考えると、24時間の無料の託児所があったり、24時間の送迎システムがあったら別ですけれども、それもない状態で、これはとても無理ですよね。

フリージャーナリスト 浜田敬子さん:
今、日本で子育てをするということが非常に厳しい状況だと感じている親はたくさんいると思います。それが少子化の一因にもなってると思います。
この条例案を見たときに、子育て世代の親を追い詰める条例だというふうに思いました。例えば、経済的困窮に苦しんでいらっしゃる方たちは、これでますます働きに出かけられなくなって、経済的な困窮になってしまう。
もっと言えば、子育ての孤立に悩んでらっしゃる方は、ますます家庭の中にどんどん閉じ込める方向に行きますよね。今、社会や地域で子育てを支援してほしい、そうじゃないと子ども育てられないと言っているのに、「いや親が基本的に責任を持って見てください」となると、やはり地域よりも家庭で見るというふうになってしまっていて、これはますます少子化などに拍車をかけるのではないかと。
女性活躍と言っている政府の政策にも逆行する。もっと言えば、今は労働力不足だと言っているにも関わらず、働きに出かけられる人も少なくなってしまう。非常に矛盾した政策ではないかなというふうに感じました。
小川キャスター:
斎藤さんはいかがですか

東京大学准教授 斎藤幸平さん:
この条例をやったら、シングルマザーの家庭で事故は起きなくなるかもしれないけど、餓死事件が起きますよね。だから単に、子どもを守るという責任を親に押し付けているだけでは駄目で、やはり社会環境の側の整備もしっかりとしないといけない。
つまり、子どもを守ることは大切だから、何かしらのやり方でやるのであれば、当然サポートですよね。セットでやらなきゃいけない。親が働けるようにベビーシッターや学童など、そういうものを手厚くするということが必要なのではないでしょうか。














