江戸時代に伊那市の高遠藩で出された献立を再現した給食が、地元の小中学校で提供されました。
あの歴史上の人物も食べたとされるメニュー、味はどうだったのでしょうか。
伊那市の高遠中学校で出された給食。

その名も「江戸めし給食」。
江戸時代に実際に出されていた献立をもとに再現されました。

中学生:
「今とは味付けが違う感じがして、いつもの汁のみそじゃないような違う感じの味がすると思う」
実は、この献立、江戸時代の測量家・伊能忠敬(いのうただたか)が食べたとされているものなんです。

日本全土の実測地図を初めて作った伊能忠敬は、1811年、測量のため高遠町を訪問。

一行が滞在した様子などが記された古文書には、「紅鮭(べにざけ)」や「菜飯(なめし)」など宿で出された献立も書かれていました。
食を通じて郷土の歴史に関心を高めてもらいたいと、古文書の献立をもとに、地域おこし協力隊の前田和弘さんが、「江戸めし給食」を企画しました。
地域おこし協力隊 前田和弘さん:
「江戸の味を再現したいということで、安易に現代風にしたくなくて、いろいろな江戸の書物や料理本を読んだりして生まれた」














