4年前の台風19号災害をきっかけに、ある作品づくりを始めた男性が長野県飯綱町にいます。
その「細かすぎる技」と、今も作品づくりに励む思いを取材しました。


これからの季節に欠かせないストーブに、こたつ。


盆栽が飾られた床の間は、掛け軸をよく見ると…「ミニ床の間(見似床ノ間)」の文字!

そう、これらは全て「ミニチュア作品」なんです。

手がけたのは飯綱町に住む平井康博(ひらい・やすひろ)さん69歳。

平井康博さん:
「なるべく本物っぽく見えればいいな。ちょっと多すぎた。もう置くところがない(笑)」

玄関先にずらりと並ぶ作品。

最初に作り始めたのは、竹シリーズです。

直径10センチに満たない竹筒の中に再現された部屋。


扉を開けると…「トイレ」まで!

「竹中商店街」という作品のタイトルの通り、竹の中に再現された商店街は、どこか懐かしさを感じる昭和レトロな街並みです。

平井康博さん:
「やっていると結構楽しい。光り方も色の感じもそうだが、いかに本物っぽく見えるか」