岡山県高梁市にある国の重要文化財・備中松山城で、「猫城主」として知られる「さんじゅーろー」の2024年度版卓上カレンダーの販売が、7日から始まりました。

写真からは、さんじゅーろーの「ニャー」という鳴き声が聞こえてきそうです。
このかわいらしい「さんじゅーろー」の様々な表情が楽しめるのが、7日から販売が始まった「猫城主さんじゅーろー 2024卓上カレンダー」です。月ごとに、四季折々の景色をバックにさんじゅーろーが佇む姿が掲載されています。写真家の西松宏さんが撮影した表紙の写真や、イラストレーター・くまみねさんが描いた「さんじゅーろー」をモデルにしたキャラクターも注目です。
「さんじゅーろー」は2018年7月の西日本豪雨のあと、備中松山城の三の丸で保護され、そのまま猫城主となった推定8歳のオス猫です。
名前の由来は、備中松山藩の藩士から新選組の隊長になった谷三十郎です。「さんじゅーろー」はその可愛らしさと人懐っこい性格が特徴で、西日本豪雨の影響もあって落ち込んだ入城者数をV字回復させたといいます。

高梁市観光協会は、「備中松山城の観光促進になれば」と、これまで猫城主の関連グッズなどを販売してきましたが、担当者によりますと、卓上タイプのカレンダーの製作は初めてだということです。
卓上カレンダーは、以下の施設で販売されています。
・城まちステーション
・ふいご峠売店
・高梁市観光駐車場
・高梁観光交流センター
・高梁市観光案内所
また、高梁市観光協会公式ホームページで、通信販売も行われています。
(http://takahasikanko.or.jp/modules/takahashi/index.php?content_id=11)