山口県長門市にある香月泰男美術館が開館30周年を迎え2021年に亡くなった、夫人・婦美子さんの遺贈作品展が始まりました。

香月泰男美術館は、1993年に開館し、香月の作品を展示してきました。

開館30周年の式典があり、地元の明倫小学校の5年生や関係者が出席しテープカットをして30周年を祝いました。

展覧会は、香月の妻で2021年に亡くなった婦美子さんの遺族から寄贈されたおよそ50点を展示しています。

「菊」という油絵は婦美子さんが住んでいた部屋の床の間に飾られていたもので香月家の人以外見たことがないという作品です。

「少女像」は香月が60歳のときに若くして亡くなった長女を描いたとされます。

娘を失った悲しみは深かったようで大切に保管されていました。

香月泰男の次男香月理樹 名誉館長
「今回は母の身の回りの物とか持ってた物すべて寄贈してすべて寄贈した物ですからこれをたくさんの人に見てもらえればと思っています」

展覧会は、11月12日まで開かれています。