仏壇を置く家が激減するいま、日本有数の仏具の街として知られる高岡銅器の街、富山県高岡市も苦しい状況です。しかし、使われなくなった仏具を“意外な使い道”で生まれ変わらせることに奮闘する企業があります。
「発想の転換」で、仏具をみごとな“芸術品”に再生させるのです。美しさに感動さえ覚えるような作品、その「発想の転換」とは…。

今年9月、富山で衝撃が走りました。仏壇店「黒川仏檀センター」を展開する富山市の丸栄黒川仏檀店が自己破産申請の手続きに入ったことがわかったのです。

丸栄黒川仏檀店は1852年(嘉永5年)創業で170年以上も続く老舗、仏壇や仏具などを販売し、お馴染みのコマーシャルもあって富山県民がよく知る仏壇店でした。