「負担を一方的に押し付けている」前大津市長 越氏

前大津市長・弁護士 越直美氏:
私はやっぱりこれはとんでもない条例だと思っています。
皆さんがおっしゃっていた通り、登下校ですとか、少しのごみ出しもできないということで、実際の子育ての実態を見ずに、県民に不可能を強いているというふうに思います。
特に、児童クラブなどまだ入れないという方もいる中で、環境整備がされてない中で、県民、ご家庭に負担を一方的に押し付けているものだなというふうに感じます。
恵俊彰:
預け先がまだ確保できてない方なんて、当然この条例を守ることができなくなっちゃいますもんね。まだ案なんですが。
コメンテーター 大迫あゆみ:
娘が2人いるんですけど、やっぱりちょっとこれは現実的ではないというか。
世の中的には「お父さんもお母さんもどんどん外に出て働いていきましょう」って言っているのに、この制度があるとずっと家にいなきゃいけないのかなって。
もしちょっとスーパーに「あれだけ買いに行こう」と1人で行ったときに、「私はすごく悪いことをしてるんだ」って自分を責めると、子育てをするのがつらくなりますよね。
恵俊彰:
ベースになっているのは、アメリカの、もう子どもを放置しておくことが虐待になるみたいな考え方で、大迫さんも実際オレゴンにいらっしゃったんでしょう?アメリカは厳しいって聞きますけど。
コメンテーター 大迫あゆみ:
私はアメリカのオレゴン州に7年間住んでいました。
確かに(子どもが)1人で公園などにいると通報されます。警察も出動するんですけど、日本と何が違うかというと、チャイルドケアの施設やベビーシッターさんがすごく利用しやすい状況なんです。制度が、外側がしっかりしてるから可能なのかなというのはありますよね。














