「治療用アプリ」は薬と同じように医師による処方が必要

健康に関わるアプリとしては、歩いた距離や体重などが記録できる「ヘルスケアアプリ」がすでに身近になっています。「ヘルスケアアプリ」は自分で健康を管理するためのものですが、「治療用アプリ」は、医薬品や医療機器と同じように厚生労働省の薬事承認を取得していて、医師の診断のもとで処方されます。医師の指導と合わせて使用し、日常生活に取り込み生活習慣などの行動を変えることで、治療を補助するものです。
国内では、2020年8月に初めて「ニコチン依存症」治療用アプリが薬事承認されて以降、これまでに3件が承認されています。すでに「ニコチン依存症」「高血圧」を対象とした治療用アプリについては保険適用が始まっています。