休日の名古屋駅。大勢の人が行き交う中、街頭に立つ女性。
いまも足下はおぼつかず、前よりも少しやせていました。

名古屋市内に住む、曽我奈緒美さん。
ワクチン接種後の副反応について訴えます。

(曽我奈緒美さん)
「私はまだ診断名が付いたので治療も受けられたし、リハビリも受けられたので、ここまで回復することができました。それでもなお日常生活を送れるには、まだまだ遠い道のりです」

曽我さんに初めて会ったのは2023年1月。
新型コロナワクチンを接種後、長期にわたる体調不良に悩まされていました。

医師の診断は、「ギラン・バレー症候群」。
免疫が自分の神経を攻撃し、手足に力が入りづらくなる自己免疫疾患です。
2年以上経ったいまも、長時間は立っていられません。

(大石邦彦アンカーマン)
「きょうは名古屋駅という場所ですけど、ここまではどうやって来られたんですか」
(曽我奈緒美さん)
「きょうは娘が車で送ってくれたので助かったんですけど、人を避けてとか、急に立ち止まるとぐらつくので、あまり一人では公共交通機関は使えていないですね」