長野市で2021年に全焼した人形店が店舗を再建し、6日、リニューアルオープンしました。
火事で亡くなった先代の遺志を継いだ、母と息子の再出発を取材しました。
創業200年以上の歴史がある、長野市吉田の人形と結納品などの専門店「角源(かどげん)」。
リニューアルオープンを1週間後に控えた9月29日、店主の佐々木善一(ささきよしかず)さんと母・悦子(えつこ)さんが準備に追われていました。
悦子さん:
「ここを空けて色々展示できるようにするの」

真っ赤な炎と煙に包まれた建物。
2021年5月、店舗と自宅を兼ねた建物が全焼し、焼け跡から、佐々木さんの父で当時の社長の文麿(ふみまろ)さんが遺体で発見されました。

悦子さん:
「お父さん出てこれなかったんだと聞いて、呆然としていたかな、夜中まで」
佐々木善一社長:
「何も考えられなかった…」














