火災や地震、津波を想定した総合防災訓練が5日、大分県佐伯市の市役所で行われ、職員が初期消火や避難の手順を確認しました。

この訓練は佐伯市役所が被災した際に、人命の保護と被害の軽減を図る目的で実施されました。

訓練は庁舎4階の給湯室で火災が発生した想定で行われ、職員およそ120人が参加しました。職員たちは消火栓からホースを引っ張って初期消火にあたったほか、来庁者を誘導しながら屋外へ避難する手順を確認しました。

このあと職員たちは消防士から消火器の取り扱いや火の消し方を学びました。午後には南海トラフ地震を想定した訓練も実施され、安全を確保できる高さに移動する「垂直避難」などを確認します。