みずほ証券とネット証券大手の楽天証券が新会社を設立することがわかりました。

新会社では、楽天証券のネット取引を利用する顧客を対象に「対面」で資産運用などの相談に応じるサービスを提供するほか、みずほフィナンシャルグループの幅広い商品やサービスも紹介し、顧客の拡大を目指す考えです。

900万を超える口座数を持つ楽天証券は利用者の多くが若い世代で、対面営業に強みがあるみずほ証券と組むことで、相続や退職金の運用など長期の資産形成にも対応し、顧客を囲い込む狙いです。

一方、去年、楽天証券の株式のおよそ2割を取得したみずほ証券は、楽天証券の顧客を取り込みたい考えで、新会社にはみずほ証券が95%、楽天証券が5%出資して来年春にサービスを始める予定です。