2021年7月の熱海土石流災害で被災した静岡県熱海市の伊豆山港に10月3日、カフェがオープンしました。青木隆太アナウンサーがお店を訪ねました。

<青木アナウンサー>
伊豆山港に来ています。今日こちらでオープンしたのが、走り湯カフェTinyAvalon(タイニー・アバロン)です。トレーラーハウスを改造して作られたカフェで、店内は木を基調としていて、おしゃれな雰囲気です。今日は土石流による被害から2年3カ月が経ちました。私が今いる坂道も土石流が流れていったということです。堆積した土砂は多くありましたが、少しずつ取り除いて、今も取り除く作業は続いています。復興の歩みを進める伊豆山港ですが、こちらの地区を盛り上げようと今日カフェがオープンしました。オーナーの飯塚広海さんです。なぜここに店を開こうと思ったんですか。

<飯塚広海さん>
漁協会の方から少し委託しないかということで、伊豆山全体を盛り上げていければなというのが1つの思いです。

<青木アナウンサー>
伊豆山のレモンを使ったコーラ、そして食事も提供しているということですが、お店の一押しのメニューを用意していただきました。店長の松尾さんお願いします。

<松尾佳菜子店長>
お待たせしました。伊豆山漁港漁師直伝のサザエご飯おにぎりと、みそ汁のセットです。

<青木アナウンサー>
結構サイズありますね。こだわりはどういったところですか?

<松尾佳菜子店長>
漁師の方から直接仕入れた、伊豆山漁港のサザエを使用しています。

<青木アナウンサー>
さっそくいただきます。おいしい。苦味が全然ないですね。こりっこりの食感でうま味も爆発しています。カフェを通じてどんな魅力を発信してきたいですか?

<飯塚広海さん>
ダイビングのお客様、足湯のお客様も一緒にコミュニケーションをとれる場になってくれたらなという思いが強いです。

<青木アナウンサー>
ありがとうございます。ここまでカフェを紹介してきたのですが、道路を挟んで向かい側には直売所が併設しています。名産の伊勢エビのほか、先ほど頂いたサザエも取り扱っています。ご登場いただくのは、カフェと直売所をやりたいと発起人になった漁師の松本さんです。カフェ、直売所を作りたいと思ったきっかけは何だったんですか?

<松本早人さん>
災害の経験から、伊豆山を盛り上げたいと思い、このようなことを考えました。

<青木アナウンサー>
少しずつ景色は戻ってきましたが、どういう思いですか?

<松本早人さん>
皆様のおかげで復旧してきたので、とても嬉しいです。

<青木アナウンサー>
どう盛り上げていきたいですか?

<松本早人さん>
伊豆山港を足掛かりに伊豆山が元気になるようにしていきたいです。

<青木アナウンサー>
こちらのカフェでは、ダイビング、バーベキューもすることができます。詳しくはインスタグラムで確認してみてください。今日は皆さんと伊豆山港からお伝えしました。