全国労働衛生週間にあわせて、長野労働局がリニア中央新幹線の工事現場の粉じん対策などを確認しました。

豊丘村のリニア中央新幹線伊那山地(いなさんち)トンネルの工区を訪れたのは、長野労働局の久富康生(ひさどみやすお)局長などで、現場の衛生状況などを確認しました。
全国労働衛生週間は2日から始まっていて、今年はトンネル工事で出る粉じん対策などが重点項目となっています。
3日は、工事の担当者が粉じんの濃度を示す測定機械や、換気設備の稼働の状況などを説明しました。
長野労働局 久富康生局長:
「(数値が)2ミリを超えると有害な環境だが、今のところ0.72ミリなので非常に良好な環境で作業をしているという評価をしている」

一方、リニアの工事をめぐってはこれまでに7件の労災事故が起きていて、労働局は安全対策の徹底も求めました。
久富局長:
「今回の現場のように法令に基づいたガイドラインに基づいた対策をきちんとやってほしい」
全国労働衛生週間は10月7日までです。