ようやく秋の訪れです。標高の高い福島市の浄土平周辺では、紅葉が始まりました。しかし、今年は連日の猛暑の影響で異変が起きていました。
伊藤大貴記者「浄土平の周辺ではさわやかな青空が広がっていますが、風があって少し肌寒いです。こうした中、鎌沼ではこのように木々が色づき始めています。」
秋の日差しを受けて鮮やかに映える紅葉。10月に入り、ようやく秋の訪れです。3日朝の浄土平の最低気温は7℃。福島市の中心部よりも8℃ほど低くなりました。標高およそ1600メートル、福島市の浄土平から数キロほどの場所にある鎌沼では、ミネカエデなどが色づき、訪れた人を魅了しています。
北塩原村から来た人「紅葉の赤と黄色がきれい」
茨城から来た人「黄色とかオレンジとかいろんな色があって、ところどころ紅葉があってとてもきれい」
その一方で、例年なら見頃となっている10月はじめにも関わらず、まだ緑色も目立ちます。
富山から来た人「(紅葉は)まだこれから。ちょっと早い。きょうは晴れただけよかった」
浄土平ビジターセンターによりますと、今年は連日猛暑となり、9月もほとんどの日が最低気温が10℃を超えるなど、寒暖差が少なかった影響で、紅葉の見頃は例年よりも1週間ほど遅れているといいます。
それでも、訪れた人は秋晴れのもと、徐々に秋の装いに変わりつつある自然を楽しんでいました。浄土平とその周辺の紅葉の見頃は今週末で、10月中旬まで楽しめるということです。