■第19回アジア競技大会中国 杭州(3日、大会10日目)

バスケットボール女子日本代表(世界ランキング9位)は準決勝で韓国(同ランク13位) と対戦し81-58で勝利、決勝進出を決めた。日本は2006年ドーハ大会(カタール)から4大会連続で銅メダルを獲得している。

日本のスターティングファイブはキャプテン林咲希(28、富士通)、髙田真希(34、デンソー)、宮崎早織(28、ENEOS)、赤穂ひまわり(25、デンソー)、星杏璃(23、ENEOS)が名を連ねた。

東京五輪の銀メダルメンバーが7人が揃う日本は立ち上がりから連続得点でリード。アジア大会で2連敗の相手にディフェンスでシュートのチャンスを中々与えない。しかし徐々に詰め寄られ20-15で第1クォーターを終える。第2クォーターはスタートから3本のスリーポイントシュートと星のスチールで韓国はたまらずタイムアウト。日本はその後も固いディフェンスを見せるも身長198cmのパク・ジス(24)を止められず、40-33で前半を折り返す。

後半に入る際には、体調不良で欠場の本橋菜子(29、東京羽田)のユニフォームを持ち、スタートメンバーを送り出した。出だしで韓国が抜群のパス回しを見せるが、ここぞという場面で林と髙田がスリーポイントシュートを決める。さらにディフェンスリバウンドから赤穂がスチール、宮崎がディープスリーと得点を重ね56-44で最終クォーターへ。すでに決勝進出を決めている中国のヘッドコーチが客席で見つめる中、次々とシュートを決める日本。そのまま逃げ切り25年ぶりの決勝進出を決めた。銀メダル以上が確定した。

【バスケットボール日程】

■女子
9月27日 予選リーグ グループB 日本 118-46 香港
9月29日 予選リーグ グループB 日本 92-30 カザフスタン
10月1日 予選リーグ グループB 日本 96-59 フィリピン
10月2日 準々決勝 日本 89-47 インドネシア
10月3日 準決勝 日本 81-58 韓国
10月5日 決勝/3位決定戦