■第19回アジア競技大会中国 杭州(3日、大会10日目)

バドミントンの男女シングルス2回戦と女子ダブルス1回戦が行われ、男子シングルで前回の銅メダリスト・西本拳太(29、ジェイテクト)は韓国のチョン・ヒョクジン(28)を21ー12、21ー7で下し、3回戦に進出した。同ランク3位の奈良岡功大(22、FWD グループホールディングスリミテッド)はパキスタンのM.I.S.バッティ(30)を27分で退け、ストレートで勝利した。

女子シングルスでは前日2日に27歳の誕生日を迎えた大堀彩(トナミ運輸)が香港の世界ランク131位の盧 善恩(20)をストレートで下し順当に勝ち上がった。大堀は序盤で先行されるも5連続得点で逆転。前後に振られながらも、粘りのプレーを見せ21-13で第1ゲームを奪った。第2ゲームは積極的に前にでるなど8連続得点でリードすると、そのまま逃げ切りストレートで勝利した。

また世界ランク2位の山口茜(26、再春館製薬所)の欠場により、代わって出場した同ランク32位の仁平菜月(25、ヨネックス)は同ランク5位の何 氷嬌(26、中国)とファイナルゲームにもつれ込む大接戦となった。第1ゲームを17ー21で奪われると、第2ゲームは10ー13で追いかける展開も8連続得点で一気に逆転。そのまま逃げ切りゲームカウント1‐1とし、ファイナルゲームへ。世界ランキングで上回る相手に仁平は序盤、リードしたが、徐々に詰め寄られ6連続得点で逆転された。体力勝負となった最終ゲームは14-21で敗れ2回戦敗退となった。

女子ダブルス1回戦では同ランク5位の志田千陽(26、再春館製薬所)/松山奈未(25、再春館製薬所)がP.K.ゴー(21)/Z.X.ヴァレリーシオウ(21)を21-9、21-13のストレートで下した。女子団体戦で世界ランク1位の中国ペアをファイナルゲームの末、破った志田/松山。日本勢2大会連続の女子ダブルスでのメダルに期待がかかる。