北朝鮮による弾道ミサイルの発射が相次いでいる状況を踏まえて、ミサイル発射を想定した住民の避難訓練が宮崎県木城町で行われました。
2日の訓練には、内閣官房や県の担当者、それに木城町の住民などあわせておよそ50人が参加。
海外から発射された弾道ミサイルが、県内の上空を通過もしくは落下するおそれがあるとの想定で行われました。
訓練では、ミサイル発射を知らせる政府の全国瞬時警報システム「Jアラート」の情報が防災行政無線で伝えられ、住民らが町の職員などの誘導のもと木城町役場に避難しました。
このあと、避難した人たちは窓から離れるなどして身を守る行動をとりました。
(参加した住民)
「日頃から核ミサイルの破片が落ちてきたときに、どこに身を寄せればいいのか、そこら辺をちゃんと考えておかないといけないなと」
(内閣官房 石田渉参事官補佐)
「それぞれの状況に応じた避難行動をとっていただけるように、国としても、県、それから市町村と連携をして1人でも多くの町民の方にそういうところを知っていただきたい。改善点も国にしっかり持ち帰ってよりよくできるところは改善していきたいと思う」
県や木城町では、今後もこうした訓練を実施し、住民らの危機管理意識を高めていきたいとしています。