関越トンネルの開通で、初の“列島横断道”が完成

1985年(昭和60年)10月2日、関越トンネルの下り線が開通。当初は片側1車線(暫定2車線)の対面通行でしたが、このトンネルの開通に伴い、関越道は練馬IC - 長岡JCT間の全線が開通し、日本初の列島横断道が完成しました。

東京都練馬区の練馬インターチェンジ (IC) から埼玉県、群馬県を経由し新潟県長岡市の長岡ジャンクション (JCT) へ至る高速道路、関越道はこの3年前に高崎まで暫定開通していた上越新幹線と並んで、新潟県が本格的な高速交通体系に組み込まれる幕開けとなりました。
世の中はこれからいわゆる「バブル」の時代に突き進んでいきます。

越後と関東を結ぶ関越トンネル。群馬県利根郡みなかみ町の谷川岳パーキングエリア(PA)と新潟県南魚沼郡湯沢町の土樽PAの間にある関越トンネルは、1981年(昭和56年)2月9日に導抗、1982年(昭和57年)2月19日に本坑が貫通し、1985年(昭和60年)10月2日、現在の下り線トンネルが開通しました。

全長は下り線が10,926m、上り線は11,055mで、2015年まで道路トンネルとしては日本最長でした。