BSN新潟放送が伝えてきた映像・音声のアーカイブの中から、新潟に大きな影響を与えた事象を厳選し、それが現在にどのように関わっているかを検証していきます。
1回目は1985年(昭和60年)の関越自動車道全通を振り返ります。

この年は後に世界最大の出力を誇ることになる柏崎刈羽原子力発電所に初めて「原子の火」が灯った年にもあたり、新潟の大きなターニングポイントになった年といえるでしょう。
道路の国 にいがた
広大な面積を有する新潟県。北海道・岩手・福島・長野に続いてその広さは全国5位。それに伴い「道路」の延長も長く、中でも高速道路の総延長は440.7kmと北海道に次いで全国2位となっています。
2023年10月現在では、新潟県内には関越自動車道・北陸自動車道・上信越自動車道・磐越自動車道・日本海東北自動車道の5本の『高速道路』が走っており、物流を支える重要なインフラとなっています。

今では当たり前となっているこの高速交通体系。新潟県にとっては、歴史的なトンネルの開通に伴う1985年(昭和60年)の関越自動車道の全通がきっかけとなったのです。