■第19回アジア競技大会中国 杭州(日本時間30日、大会7日目)
バドミントン男子団体の準決勝で日本は連覇のかかる中国と対戦し、1勝3敗で敗れ、準決勝敗退。1958年東京大会以来となる65年ぶりの決勝進出はならなかった。団体戦はシングルス、ダブルスの順番で行われ先に3勝したチームが勝利となる。
第1試合はシングルスのエース、世界ランキング3位の奈良岡功大(22、FWD グループホールディングスリミテッド)ではなく同ランク12位の西本拳太(29、ジェイテクト)が臨んだ。第1ゲームを石 宇奇(27、同ランク6位)に奪われると、第2ゲームは序盤に連続得点でリードする。食らいつく石をなんとか振り切り、ファイナルゲームに持ち込んだ西本。これで3試合連続でファイナルゲームとなったがスタミナに問題はなかった。逆に体力を消耗する粘りのプレーで石から2017年以来となる勝利を挙げた。
日本の1勝で先制した第2試合。ダブルスのエース、同ランク6位の保木卓朗(28、トナミ運輸)/小林優吾(28、トナミ運輸)の“ホキコバ”ペアが同ランク2位の梁 偉鏗(22)と王 昶(22)ペアに挑んだ。第1ゲーム追う展開となった“ホキコバ”ペアは終盤に追いつくも、勝負所でミスがでて21-23で、このゲームを落とす。第2ゲームはリードするもも終盤に逆転を許し23-25、ストレートで敗れ日本は1勝1敗。
第3試合のシングルスは同ランク15位の常山幹太(27、トナミ運輸)が同ランク8位の李 詩沣(23)にストレートで敗れ、日本は1勝2敗と後がなくなった。
第4試合はダブルスの同ランク17位・古賀輝(29、東日本電信電話)と齋藤太一(30、東日本電信電話)が持ち味の低い展開のバドミントンで第1ゲームを21-15で先取する。第2ゲームはリードする展開も中盤で逆転され、ファイナルゲームに持ち込まれた。日本は勢いに乗った中国ペアを止められず、逆転され1勝3敗となり準決勝敗退となった。
【結果】
第1試合(シングルス)
西本 2-1 石
第2試合(ダブルス)
保木/小林 0-2 梁/王
第3試合(シングルス)
常山 0-2 李
第4試合(ダブルス)
古賀/齋藤 1-2 劉/欧